流氷はどこから来る?

 今年も、また、北海道沿岸に流氷がやってきました。

 そして、テレビのニュースでは『アムール川から冬の使者流氷がやってきました』と、アナウンサーが...これは、もう過去の話です。ここで学んだ、そこのアナタ!、流氷を語れますよ!!(笑)

 そう、20年前の研究で、ロマンあふれるこの旅する氷『流氷』の物語にピリオドが打たれました。

 流氷は、どこから来るのか?!そんな謎を人工衛星で追跡ができる観測ブイ『アルゴスブイ』を用いた研究が解明してくれました。
 当時の観測について、簡単に記述しておきます。

 アルゴスブイは全部で4台用意しました。

 最初は、アムール川河口に2基。アムール川の河口は、淡水の影響を受けているので11月に凍り始めます。氷の成長とともに、アルゴスブイは東に移動します。アムール川河口で生まれた流氷は、サハリン北部のエリザヴェータ岬を超えられず、移動を止めてしまったのです。そう、一面が凍り付き白い大陸と化してしまったのです。
 次に、サハリン北部の岬から北東海域にあった氷盤にアルゴスブイを固定して追跡を始めました。宗谷岬沖で巡視船『そうや』が氷盤を発見しました。
 もう一度整理してみましょう。

 アムール川河口で生まれた流氷は、早い時期に流氷野に取り込まれサハリン北部のエリザヴェータ岬を超えることができませんでした。それに対して、サハリン北端から北東海域の氷盤は、北海道沿岸まで南下してきました。サハリン東岸には東樺太海流があると言われており、その流れに乗ったものと考えられます。

 流氷ツウのあなた!!
『流氷は、オホーツク海の北部、サハリン北端から北東海域からやってくる』
 ぜひ、覚えていただいて...流氷博士への道を一緒に歩みましょう!!