海氷観測

■海上保安庁
 海上保安庁では、稚内海上保安部、網走海上保安署、羅臼海上保安署、根室海上保安部、根室海上保安部花咲分室において、視程、氷量、氷種、分布状況および航行障害状況を観測しています。過去においては、2020年まで紋別海上保安部で実施していました。
 また、巡視船『そうや』による海氷観測が毎年2月に実施されています。
映像は、氷海展望塔オホーツクタワーから撮影した巡視船『そうや』です。最も紋別寄りの地点を航行している巡視船までの距離は、約15キロです。蜃気楼で歪んで見えますね。巡視船『そうや』は、ヘリコプター1機搭載型の巡視船です。2010年に延命工事を終えて釧路港に戻りました。搭載しているヘリコプターは、シコルスキー76C++『せきれい』です。
映像ー1 巡視船「そうや」による海氷観測
映像ー2 千歳航空基地所属『おおわし』による海氷観測(イメージ)
■気象庁
 現在は、稚内地方気象台、網走地方気象台、釧路地方気象台の3か所で実施されています。
 過去においては、北見枝幸と雄武が1946~2004年、紋別が1956~2007年、根室が1946~2010年まで観測を実施していました。
 2022年シーズンからは、観測項目が縮小され、「流氷初日」、「流氷接岸初日」のみとなりました。それに伴って氷海展望塔オホーツクタワーにおける観測も「流氷初日」、「流氷接岸初日」のみとなりました。
海上自衛隊
 気象庁から依頼を受けて1960年(昭和35年)から1,000回を超える観測を実施しています。実施しているのは海上自衛隊八戸航空基地所属の第2航空群です。
■氷海展望塔オホーツクタワー
 氷海展望塔オホーツクタワーでは、JFEアドバンテック社製のCTDを使って日々海洋観測を実施しています。「海の健康診断」と呼んでいます。

 皆さんも体調を管理するのに体温を測りますよね。海は、密度と呼ばれる海水の重さが水温と塩分で変わります。塩分が一定でも水温が高ければ軽い、低ければ重いわけです。逆に、水温が一定でも塩分が高ければ重く、塩分が低ければ軽いわけです。

 この海洋観測機器は、優れもので...水温、塩分、濁度、クロロフィル量が測定できます。
様々な研究者の支援にも使われています。

 この作業は、紋別市から委託されている「オホーツクプログラム構想促進事業」の中で実施されています。この取り組みは、とても素晴らしい取り組みです。長期モニタリングと言って、なかなか継続することは難しいのです。26年間続けられています。本ホームページも紋別市から提供していただいているデーターを元に様々な解析をさせていただいています。